新鮮な野菜が身近に
肥沃な大地で多くの作物が育つ七戸町では、名産であるにんにく、ながいも、ごぼうなど根菜類をはじめトマトや稲作も盛んです。道の駅しちのへでは、とれたての新鮮な野菜が販売され、町民はもちろん、観光客にも人気です。
就農者にやさしい
多くの農産物にあふれるこの町には、県立営農大学校があり、農業について基礎から学ぶことができる環境が身近にあります。就農者に対しても、町では様々な支援制度を紹介しながら就農をサポートしたり、JA職員が農作物の品質向上のアドバイスをしてくれたり、就農者をサポートする体制が整っています。
就農支援、あります!
新規就農者育成総合対策事業費補助金(経営開始資金)
新規就農される方に、農業を始めてから経営が安定するまで最長3年間、年間最大150万円を交付します。
*詳しい支援の内容につきましてはコチラをご覧ください。
にじのフモトでよろしく#03 column 就農体験記
しちのへで就農する可能性。
「いつか自分で事業をやりたい」と考えていた佐藤和文さん。地元・七戸町で就農する決意を固めたのは26歳の時。実家は非農家ですが、叔母一家が営む田んぼやにんにく畑を手伝っていた経験から「いつか自分でやってみたいと、子どもの頃からずっと思っていた気がします。作物さえきちんと作れれば売り先はあると分かっていたし、他の業種よりも可能性があると思いました」とはいえ、開業に必要な土地も資金もノウハウもない、まさにゼロからのスタート。若手農業者の育成や耕作放棄地の再生利用対策など、農林水産省や青森県、町の支援事業を活用し、晴れて新規就農の日を迎えたのは2012年。Uターンから1年半後のことでした。「正直、周囲の助けがなかったら開業がいつになっていたか…。冷や汗が出ます。農協の方、青森県民局の方、町役場の方には本当に感謝です。就農後も上北地域県民局の農業普及指導員さんがときどき生育状況を見に来てくれて心強かったですね」。